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マッサージについて

当院がマッサージ→カイロの治療からカイロプラクティックによる神経に着目した治療や

オステオパシーによる膜に着目した治療に移行したのは正しい検査をし適切な方法で

治療すればカイロプラクティックやオステオパシーの方が効果が高く危険性が少ないと判断したからです。

世の中どこもかしこも、ド派手な看板でマッサージや整骨院でのグレーな格安マッサージ。

ど派手なマッサージ院にどれだけの有資格者である按摩マッサージ師の方がおられるのか。

整骨院で保険範囲内で行う短時間の施術で検査等もできているのか。そんなマッサージは体にとって有害では。

そう思い少し書かせていただくことにいたしました。

知識も豊富で本当にマッサージを極めて施術されてる方には本当に一緒にされてお気の毒です。

今から書くことは、極められているマッサージのことを書いているわけではありません。

まずマッサージのメリットはは血行促進とリラックス効果と皆様考えられてます。

デメリットは手軽にだれでもできると勘違いされ初心者が行うともみ返しという名の外傷と

マッサージ癖による筋肉の変性、痛みに鈍感になることではないでしょうか。

熟練者が行うともみ返しもありませんし、鎮痛効果もありますが。

しかしマッサージを好まれる方は、どんどん強く押してほしくなり「効くわ~~」などと

力んで我慢しながら快感を覚えるような施術を受けます。

1つ1つ考えていきましょう。

 

1.ゲートコントロール

痛いところをさするとゲートコントロールセオリーによると、痛みが抑制さえます。
(小さいころ母に痛いの痛いの飛んでいけ~~、なんて擦ってもらったことありませんか?、あれです)

2.広汎性侵害抑制調整

前はここが痛かったけど、違うところが痛くなってからここの痛いのが治った、っていう経験ありませんか?
痛い場所と違うところが痛くなったり押さえて痛みを入れる、元の痛みが弱くなるんです。
本当に問題があるとこをではなくあまり必要のないところに刺激を入れても痛みは弱くなる。原因に目を瞑ってませんか?

 

3. 麻痺・慣れ

強いマッサージも初めてならつらいけど、だんだんその痛みが快感になり気持ちよくなり、弱いマッサージだと物足りない。
脳のマヒですよね、慣れという。でもマッサージされる筋肉や柔かい組織はなれませんよ、傷むだけです。

 

4. 自律神経(交感神経)

強いマッサージを受けているとき普通に呼吸できますか?「う~~、効く~~」って息を吐いているか息止めてませんか?
交感神経興奮するのでリラックスしませんよ。

 

5. 筋肉の変性・硬結・毛細血管・末梢神経の傷害

強いマッサージが好きなの体を検査させていただくと結構硬結があったり、皮膚温度が低かったり、知覚異常があったり
します。とくに硬結に関しては患者さんにマッサージのことを伺えば判断つきます。肉離れなどでの硬結なら
適切な処置をすればなくなります。意味のない強いマッサージが硬結を生み出します。
また強いマッサージで筋肉だけ押せません、その下の毛細血管や末梢神経も押します。それにより組織の傷害が起こり
血流不全や、知覚異常を引き起こします。

 

6. 下行性疼痛抑制の抑制

抑制の抑制は興奮、脳から全身に痛みが出すぎないように人間の体は調節するために科学物質(セロトニン系・ノルアドレナリン系等)が
行き渡るようになってます。毛細血管や末梢神経の傷害によりそれらの物質が行き渡りにくくなると、筋肉や関節の痛みを
抑えることが出来ずに痛みが出やすくなります、完全な逆効果。だからいつまでも痛いんです。

などなど意味のない強いマッサージや流れ作業のマッサージ、下手なマッサージには危険がいっぱいではないでしょうか?

「とりあえずマッサージ行こか。」の消極的な治療でなく、なぜそれが必要であるかを考える積極的な治療を受けてください。

 

長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 

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