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後頭顆関節の重要性

今日は生憎の天気ですが、冬至です、明日からは日が長くなりますね。

というわけで、今朝のお味噌汁はカボチャを入れてもらいました^^。

さてと、今日は後頭顆関節というややこしい名前のところについてです、

カイロプラクターが必ず確認し不整合があればコンタクトする場所に

後頭顆関節というものがあります。簡単には後頭骨と第一頸椎との関節です。

カイロプラクターが整体とまったく違うところがここをきっちり施術できるということです。

後頭顆の顆は、でっぱりなどという意味でこの内側に大後頭孔と言って

脳と体の接続部位で延髄・椎骨動脈・副神経(12個しかない脳神経の1本)・硬膜などが

通っている大変重要な場所で、ここをきっちりチェック・施術することがもっとも重要で

あらゆる心身の不調の原因になりうる場所です。

接続部位であり、生命活動に必要なエネルギーの出入り口であります。

脳幹(ここがやられると死にます)の最下部である延髄から脊髄に移行するところで

骨格のdistorstion(捻じれ)・下位椎へのCompensation(代償性)・下肢の不均衡

硬膜の捻じれ・CSF(脳脊髄液)の循環不良など、書き出したらキリがなく

大変重要な場所であることはご理解いただけると思います。

ではなぜここをチェックしないといけない不整合が起こるかです。

それにはカイロプラクター的にはっきりとした不整合とほんの少しの不整合があります。

 

はっきりとした不整合(巨視的外傷・Macro traumaによる不整合)の原因

・分娩時における胎児の頸部負担がず~~と残った状態

・幼少期など早期からの激しい無理なスポーツ

・怪我・事故など

細かくチェックしてわかる不整合(微視的外傷・Micro traumaによる不整合)の原因

・不良胎児姿勢

・出生後の非対称な授乳姿勢やその他の姿勢など

・早期の座位(歩行器の早期使用)

・興味のある方への頸部回旋

・偏った生活様式

など、良い悪いでなく、普通に起こりうる事が成長パフォーマンスの足かせや

大人になってからの様々な不調の原因の一端になることは明らかです。

これがすべてではありませんが、カイロプラクターでの検査やコンタクトを

受けてみて、損はないでしょう。

では少しだけ各部位について

延髄

①平衡バランス中枢や細やかな作業をつかさどる小脳への中継地点

②目やその他身体で得た感覚情報を延髄内にある脊髄小脳路から小脳に伝えられる

ここに障害が起こると小脳性運動失調や筋肉の緊張低下が起こり人間独特の手足による

細かな動作ができなくなります。

③味覚の中枢や舌を動かす中枢

④全身の温度感覚神経中枢の通り道

⑤眼球運動(筋肉)を操作する眼球運動中枢の中継地点

⑥声帯や咽頭の筋肉の調整中枢 かすれや嚥下(物を飲み込む)に関わります。

⑦大脳や小脳と脊髄をつなぐ中継地点 など等書き出したらキリがないぐらい超重要な場所です。

 

椎骨動脈 こちらが栄養しているところ 多いので一気に書きます。

頚髄・延髄・橋・小脳・中脳・間脳後部・大脳の後頭葉側頭葉・蝸牛前庭器官と頭の

側面と後部にがんばって栄養と酸素を送ってます、これなくなるとえらいことです。

カイロプラクターはここの関節をチェックするときに必ず椎骨動脈に問題がないかの

検査を行います、行わずに頸椎を矯正することなど絶対にカイロプラクターではありえません。

 

副神経

この神経は脳神経といって脊髄から出るのではなく脳から直接出ている重要な12対の

神経のなかの1対で胸鎖乳突筋や僧帽筋の肩こりの筋肉に直接命令している神経です。

 

上記のことから後頭顆関節 後頭骨⇔環椎(第一背骨)⇔軸椎(第二背骨)の調整が

いかに心身にもたらす影響が大きく、繊細に扱う必要があるかをすこしイメージできたら幸いです。

ここをスペシフィック(細かく適切に)分析し調整できるのが、カイロプラクティックやオステオパシー。

カイロプラクターやオステオパシーは、整体とは違います。

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